こんにちは。
万国吃驚堂カラーリスト兼シャンプーソムリエの西田です。
今回は”ヘアカラーの色持ちアップ”について少しお話ししたいと思いますので、いつもヘアカラーの色が長持ちしないって方はぜひ参考にしてみてください。
ヘアカラーに適したシャンプー剤を選ぶ
ヘアカラーの色を長く楽しむには使用するシャンプー剤選びがとても重要になってきます。本来、シャンプーの目的は頭皮の皮脂を適度に落とし、健やかな頭皮環境を保つことですが、このシャンプー剤が髪のコンディションにも大きく影響してきます。また、それに加えヘアカラーの色持ちを考えると、まずは洗浄における界面活性剤の特性を知ることがポイントになってきます。
シャンプー剤選びは成分表をチェック
化粧品登録のシャンプー剤に限りますが、成分表を見るとそのシャンプー剤の特性がある程度分かってきます。
化粧品登録のシャンプー剤は全成分表記の義務があり配合量の多い順番に記載されているので、1番最初に記載されている界面活性剤の特性がダイレクトに頭皮や髪の毛に影響してくるということになります。
今回のトピックであるヘアカラーの褪色防止においては、マイルドな洗浄力とコンディショニング効果の両方を持ち合わせている『両性界面活性剤』をメインで配合しているシャンプー剤がおすすめです。
代表的な両性界面活性剤
・コカミドプロピルベタイン
・ココアンホ酢酸Na
・ラウラミドプロピルベタイン 等
カラーシャンプーを使って色をキープ
最近はカラーシャンプーの需要も多くなっていますね。シャンプーをするだけでヘアカラーの色を長持ちさせてくれるのがカラーシャンプーの特徴です。シャンプー剤の中にカラー染料が配合されているので、髪を洗うたびに染料が浸透し、ヘアカラーの色持ちが良くなります。
好みの色味に合わせて使うことで、より長くヘアカラーの色を楽しむことができます。さらに、カラートリートメントとの併用で、より色持ちがアップします。
濡れたままは厳禁!色落ち対策にはシャンプー後のケアも重要
髪のキューティクルは濡れると開く性質を持っています。なので、髪が濡れた状態で長時間放っておくと、どんどんヘアカラーの色が外に流出してしまいます。
シャンプーの度に少しずつ色が抜けていくのは致し方ないとしても、髪を濡れた状態で放置しておくと色落ちが余計に進んでしまうのに加えダメージまで加速させてしまうので、シャンプー後はすぐに乾かしましょう。
ヘアカラーの色落ちを防ぐには紫外線対策もしっかりと
お肌の紫外線対策をされている人は多いと思いますが、みなさんは髪の毛の紫外線対策はされていますか?夏場は、日傘を手放せない!という方も多いでしょうが、季節の変化とともにその意識がどうしても緩んでしまいますよね。
実はこの髪の紫外線対策、ヘアカラーの色持ち具合に大きく関わってきます。髪に紫外線が当たるとヘアカラーの褪色が進むだけではなく、髪のダメージにも繋がるので要注意。
髪専用のUVスプレーの使用や、帽子や日傘などで日光を遮るなどもヘアカラーの褪色を軽減するコツの一つになります。
いかがでしたか。
ヘアカラーを少しでも長く楽しむコツをいくつかご紹介させていただきました。みなさまのお役に立てることが出来ましたら幸いです。